大学受験数学

【2022年版】共通テスト数学IIBが難化!!対策と勉強法は?

共通テスト数学IIBはどんな構成でどんな内容?

共通テストはセンター試験に比べて歴史が浅いので、今後数学IA同様に変更もあるかもしれませんが、ここ最近は以下のような構成でやや落ち着いてきたようです。
参考)【2022年版】共通テスト数学IAが難しすぎる!対策と勉強法は?
参考) 共通テスト数学IA対策で使える具体的な問題集や参考書は?

なお、数学IIBは数学IAに比べて入試範囲の変更なども現状は少ないので数学IAより安定傾向にあるように思います。

まず時間と大問数は60分で大問は5つ。そのうち2問が必須、2問が選択で計4つの大問を解くという形です。ただ、選択問題のうちの大問3は確率分布で現在は選択する人も少ないので、多くの受験生は大問4と大問5の2問を選択することになりそうです。

時間や範囲は直前までのセンター試験と変わりないですが、数学IA同様で会話形式が導入され、教科書に載っているようなものではないタイプの文章題が出されるようになりました。量はこれまでのセンター試験と同程度なので数学IAほどの量の変化はありません。

1 三角関数, 指数対数関数, 図形と方程式, その他 [必須, 配点 30 点]
2 微積分 [必須, 配点 30 点]
3 確率分布 [選択, 配点 20 点]
4 数列 [選択, 配点 20 点]
5 ベクトル [選択, 配点 20 点]

共通テスト数学IAだけでなくIIBも難化した?

2022年の共通テスト数学IIBの平均点は45.89点となっており、数学IAが大きな話題になったためやや印象が薄くなってしまっていますが、平均点は例年よりかなり低いです(前年から14.04点ダウンしました)。数学IA同様に会話形式の問題や本質的理解を問う問題が増えたりしていることに加え、単純に1つ1つの問題の難易度が高い形でした。

ただ数学IAのようにセンター試験から大きく構造変化したわけではないため、文章題等の解きにくいものもいくつかありますが満点狙いを除けば、 先述の通りこれまでのセンター試験と数学I A よりは傾向という意味では変わらないと考えてよいでしょう。

共通テスト数学IIBで9割を目指すための対策や勉強法は?

まずは数学IAと同様に教科書の内容の正しい理解が重要です。数学IAと違うところでいけば、数学IAでは細かい数学概念の理解まで把握するような出題もありましたが、数学IIBについては分野ごとの基礎問題がちゃんと定着していれば解ける問題がほとんどでした。

そのため数学IAは闇雲に量をこなすだけでは難しい面がありましたが、数学IIBについてはできなかった問題などはその都度基礎は押さえつつ、ある程度量をこなしていけば対応はしやすいものになってきています。そのため最低限の公式や教科書レベルが定着してきたと感じたら、すぐに過去問等に入り問題演習を多く積むことが重要です。

数学IAより数学IIBの方が演習量で解決する部分も多いので9割のポイントは「教科書内容を押さえた上での演習量」だと考えて良いでしょう。数学IAの方の記事で書いていますが、数学IAは演習量だけでは解決しない部分もあるのでその点は数学IIBの方が勉強はしやすいです。

共通テスト数学IIB対策は何を使って勉強する?

これまでの通り、第一は教科書と学校指定の参考書の完全な定着です。数学IIBは数学IAに比べ学習内容が多いので問題が解けないときは単純にその分野の問題自体が弱いということが多いです。なので特に苦手な分野が分かればそこは重点的に演習を重ねると良いでしょう。

教科書や学校指定参考書以外の教材はこれまでに述べたように数学IIBは数学IAよりは時間や構成なども含めセンターに近い出題になっているため、センター の過去問なども数学IAよりは共通テストの「時間配分や本番想定という意味の対策としても」役に立つものになっているのでセンターの過去問も十分に利用可能です。センター過去問で教科書内容の定着のチェックを行い、共通テストの過去問に入るという流れで数学IIBは問題ないです。

それ以上に演習を重ねたい場合は、数学IA同様に各塾や予備校が出版している実践形式の「オリジナル問題収録」を使うと良いでしょう。こちらも数学IA同様で共通テスト対策と書いてあるのに収録されているものがセンター過去問ばかりなどもあるのでこれらは注意が必要です。

 

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