早稲田政治経済学部は数学必須!入試はどんな内容?
早稲田政治経済学部は2021年度から入試形態を大きく変更させたことで話題になりました。特に大きな変更点が一般入試で「数学が必須」になった点です。一般入試の形態の変更点を見てみましょう。
・2020年度までの一般入試について
外国語(必須科目90点)
国語(必須科目70点)
地歴または数学(どちらかを選択, 70点分)
合計230点満点
このときの数学の範囲はIAIIBです。またこの一般入試では共通テストの点数は必要なく、上記はすべて「大学独自の試験」です。
・2021年度以降の一般入試について
共通テスト外国語(25点分, 満点を圧縮)
共通テスト国語(25点分, 満点を圧縮で記述は採点対象外)
共通テスト数学IA(25点分, 満点を圧縮)
共通テスト地歴・公民・数学IIB・理科(1科目を選択, 25点分, 満点を圧縮)
総合問題(大学独自の試験で100点分)
合計200点満点
大きな変更点として「共通テストの必須化」でしょう。そして 「その中で数学IAの必須化」もされることになりました。また「総合問題」という大学独自試験も今までの入試では見たことのないようなものに大きく変更されました。
早稲田政治経済学部の数学の内容は?総合問題って何?
前述の通り早稲田政治経済学部で数学が必要な内容は、「共通テスト数学IA」と「総合問題の中の数学の問題」ということになります。
ここでそもそも大学独自試験の総合問題とは何かということについてですが、以下のような3つの大問の構成になっています。
・2021年度
大問1:データ分析の問題(日本語による出題で45点分)
大問2:長文読解の問題(英語による出題で40点分)
大問3:英作文(英語による出題で15点分)
・2022年度
大問1:長文読解の問題(日本語による出題で45点分)
大問2:データの分析の問題(英語と日本語による出題で40点分)
大問3:英作文(英語による出題で15点分)
歴史の浅いテストなので、出題言語等が今後でどうなっていくかはまだ分かりませんが、概ね長文読解を中心として「データの分析」等を絡めた問題というところがベースになってきています。「データの分析」にあたる40点~45点が数学に関係する部分です。
早稲田政治経済学部の数学の対策や学習法は?数学が苦手でも問題ない?
前述の通り早稲田政治経済学部の数学の対策は「共通テスト数学IA」と「総合問題の中の数学の問題」ということになります。
「共通テスト数学IA」の対策は以下の記事で紹介をしています。
参考) 【2022年版】共通テスト数学IAが難しすぎる!対策と勉強法は?
参考) 共通テスト数学IA対策で使える具体的な問題集や参考書は?
2021年度2022年度ともに合格最低点が150点前後で推移しているため、例えば160点以上を目指したいと思うと、数学IAでも高得点が必要になり、最低でも8割以上は目標にしなければなりません。共通テストはセンター試験に比べて量も大幅に増え、本質的理解を問われる問題も多数出題されるようになったことから、早稲田政治経済の数学の一番の鬼門はここになることはまず間違いないでしょう。
総合問題の対策についてですが、実はこの試験における数学の占める割合は少なく、なおかつ数学の分野としては「データの分析」のみを問われているので、数学としては現段階では難しくありません。それ以上に読解力等が問われているものになっています。具体的な数学の対策は上述の「共通テスト数学IA」の勉強に総合問題で必要とされる数学は含まれてきているので、そこに力を入れることが数学の対策としての最も重要なことになってきます。
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